今日はインフレについての話。
低金利が続く現代に貯金することに意味があるのか?ないのか?書いてみたいと思います。
インフレとは?
【インフレ】という言葉を聞いたことはありますか?
なんとなく聞いたことはあります!
説明は出来ないですが・・・。
インフレとは物の値段が上がり続ける状態のことを言います。
なるほど・・・。
最近は色々な物が値上がりしていますよね。
そうだね。
インフレには【物の値段が上がる】という側面と
【お金の価値が下がる】という側面があるんだよ。
どういうことですか??
例えば、
昨日は100円だったリンゴが、突然200円に!
↓
昨日は100円で買えたのに、今日は200円出さないと買えない。
↓
同じ物を買うのに、2倍のお金が必要になる。
↓
つまり、お金の価値は2分の1 というイメージです。
なるほど~。
今まで100円で買えたはずなのに、価値が減る事で買えなくなるんですね。。。
払っている現金は変わってないのに、買える量が変わってしまうんですね。
こういう状態を「購買力が下がる」なんて言い方もします。
目標の物価上昇率
日本銀行は、2013年1月に、「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%と定め、これを早期に実現すると言っています。
どういうことですか??
消費者物価の上昇とはインフレの事。
つまり毎年2%の物価上昇が日銀の目標という事ですね。
そんな目標があるんですね。
実際はどうなっているんですか?
2022年度の物価上昇率が前年度比1%以下にとどまっており、2%の目標に届かないとの見通しとの事。
日銀としては2%やりたいけどなかなかうまく行ってないようですね。
追記:2022年6月現在 円安の影響により、物価が上昇し、その結果前年比+2.1%となっています
物価上昇率と金利を比較
日銀は物価上昇を毎年2%目標にしていましたね。
ここで預金の金利について考えてみましょう。
銀行へ預けると、年間何%の金利か知っていますか?
確か・・・・。
すごい低いってことは聞いたことがあります。
メガバンクの普通預金の金利は0.001%。
定期預金の金利で0.002%
100万円を1年間預けても、わずか10~20円ほどしか受け取れないという低金利になっています。
※2022年6月現在
すごい低いですね・・・。
物価上昇率と比べるとあまりに低い利率ではありますね。
・2%で物価が上がる
・0.001%で金融価値が上がる
つまり
『物価上昇は、銀行に預けているお金の2000倍』
ということですね。
うさぎとかめの競争みたいですね!
うさぎ → 物価上昇!
かめ → 預金金利!
・・・これって大丈夫なんですか??
お金はどこに置くべきか?
うさぎとかめ。面白い例えですね。
自分が『かめ』だと考えてみましょう。
ゆっくりと歩いているかめがうさぎに勝つには
・うさぎが寝る→物価上昇を下げる
・かめが爆走する→物価上昇以上の成長をする
このどちらかになると思います。
どうですか?どちらが出来そうですか?
うさぎが寝る・・・。
こうなったら嬉しいですが、わからないですよね。。。
そうですね。
こちらではコントロール出来ないですよね。
物価上昇も、様々な要素があっての現象です。
どこか一つを解決すれば良いという事ではないので、難しいでしょう。
となると、方法は一つですね。
かめが爆走・・・ですか?
ですね。
つまり、
『お金を物価上昇よりも成長する場所へ置こう』
という事です。
預金は無駄なのか?
『貯蓄から投資へ』という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
資産が増えない貯蓄から、資産が増える可能性のある投資をしていこう
つまり、かめの足を速くしよう!という事ですね。
確かに今までの話を聞いていると、銀行に預けておく意味があるのかなぁと思いました。
物価は上がっているのに、金利が付かないなら
実質、「資産価値が減っている」ってことですよね。
ATM手数料を引かれるとなれば、実際マイナスになりますもんね。。。
そうだね。
ただ、銀行などの普通預金のメリットは
『すぐにお金に換えられる』所です。
投資信託や株などを現金にすると場合によっては手数料が掛かったり、手間が掛かったりします。
詳しくは割愛しますが、投資は短期間で行うものでもないですからね。
記事はこちら→投資のルール①
使いたいときにスッと現金になるのはありがたいです。
なので、生活防衛資金や、近々使う予定のあるお金などは普通預金の方がメリットが大きいとも思えます。
なるほど。
それぞれメリットを活かすことが大切なんですね!
まとめ
お金には価値はありません。お金は交換することで初めて価値が生まれます。
価値は日々変動しているので、お金の価値も日々変動していきます。
そしてお金は置き場所によって様々な変化をしていきます。
それぞれの金融資産(現金・預金、株、債券、投資信託、保険など)の特徴を活かしてお金と付き合って行きたいですね。
お金の置き場所はとても重要な知識になります。
逆に置き場所をコントロール出来れば、金融知識として十分だとも思えます。
ゆっくり学んで行きましょう!!
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