投資のルール③　積立投資

ここまで①長期投資　②分散投資について話をしてきたね。
今回は③積立投資について話していくよ。

この方法なら少額でも、効率よく投資をしていくことが出来るんだよ。
ただ、注意点もあるからしっかりと理解してから始めようね。

簡単に説明すると、大金を一度に投資するのでなく、少額のお金を何年も何十年も掛けて投資していく方法だよ。

例えば価格が100円の物を10個買ったとしよう。次の日売ろうと思ったら90円になってたとしたら、売ろうと思う？

そうだよね。じゃあ90円で買った物が100円になったらどうする？

そうだよね。つまり、買った時よりも売る時の方が高くないと損をしてしまう。という事だね。

じゃあどのタイミングで買うのが一番安いか分かる？

そう。価格の値動きは誰にも分からないんだ。だからどの時が買い時なのかは分からないんだよね。

そんな悩みを解決するのがこの積立投資なんだよ。【ドルコスト平均法】とも言われているんだ。

名前は覚えなくても大丈夫。どんな方法か説明するね。
大きな特徴として【定額】で【同じタイミング】で購入するのがポイントだよ。

そうだね。
この規則正しい買い方がどんな効果があるのか見てみよう。

例えば、10,000円を元手に投資した場合。
100円の物を買うならいくつ買えるかな？

そうだね。
じゃあその100個を売る時に、値段が50円に価格が下がってたら、いくらになるかな？

つまり、10,000円を使って5,000円になったという事。
これは損をしているよね。
じゃあドルコスト平均法で買うとどうなるか？
説明していくよ。

今回は10回に分けて買ったとしよう。
【定額】で【同じタイミング】なので、毎回1,000円づつ購入していくよ。

その通り！
ただ、最初は100円だったけど、価格は変動して、上がったり下がったりしていくんだ。
1個80円で買える時もあれば、1個150円で買わないといけない時もある。
なので、買える個数は、その時その時で変わってくるんだよ。

それをまとめたのがこのグラフなんだ。
薄いピンクの所が最終的に買えた個数だよ。

そうだね。
理由としては、価格が下がった時にたくさん買えているからだよ。
じゃあ、最終的に50円で売ったらいくらになるだろう？

投資をするうえで大切なのは
【安い時に買って、高い時に売る】だよね。

もう一度さっきの表を見てみよう。

グラフの緑の部分を見てほしいんだ。
価格が下がっている時にたくさん購入できているのがわかるかい？？

つまり自然と【安い時にたくさん買う】という事が出来るのが、
このドルコスト平均法だよ。

そうだね。
むしろ、変に知識が無い方が、より成果が見込める方法とも言えるよね。

・・・汗

ただこの方法は、万全の方法ではないので注意が必要だよ。

ドルコスト平均法は価格の変動があるから効果があるんだ。
細かい所は割愛するけど、簡単に説明すると、これから先、ずっと値上がりするものとか、これから先ずっと値下がりするものに関しては、あまり効果が無い方法とも言えるよ。

ちょっと難しかったね。。。
とりあえず、ドルコスト平均法は完璧な方法ではないということだけでも覚えててね。

今回は積立投資について話をしたよ。
一度で大金を投資するよりも、定額をコツコツ積み立てる方が
『安い時にたくさん買えて、高い時は買わずに済む』という結果になるという話だったね。

その通り！！
投資のリターンとリスクは表裏一体。
自分がどこまでリスクを許容できるか理解したうえで、様々な投資方法を検討しよう。
その中でもドルコスト平均法はおススメの方法であるのは変わらないからね。

(大丈夫かなぁ・・・汗)
実はこの3つのルール以外にもう一つだけ投資のリスクを下げる方法があるんだ。
この方法はどちらかと言うと、メンテナンスなので、継続的に行う必要があるから、大変かと思うけど、聞いてみるかい？？

じゃあ次回は投資の守るべきルール+αで、隠れた秘密を教えるよ。
長期投資で資産を築くには必要な知識になるからぜひ楽しみにしていてね。