投資のルール② 分散投資

今回も資産形成について話していくよ。
前回は【長期投資】について話をしたね。

最低でも20年は保有しよう!ってやつですよね!

その通り!資産形成をするなら、短期でなく長期で考えようという話だったね。
今日の話は、リスクを抑えるルール②の【分散投資】という方法について話していくよ。

分散投資??
これが初心者にピッタリのルールってやつですか?
あまりピンと来ないですが・・・

大丈夫!
結論からいうと、投資先をたくさん作る事でリスクを抑えようという事。
どこに投資したら良いかわからないなら、全部に投資しちゃえば良いんじゃない?ってルールなんだ。

資産形成を行う上で避けられない様々なリスク。そのリスクを抑える為の方法の一つの【分散投資】について書いていきます。

 

かごは分けよう

投資の世界でよく言われる言葉に「同じかごに卵をいれてはいけない」と言う言葉があるよ

ウェルスナビより引用

一つのかごに卵を入れておくと、何かあった時にすべて割れてしまうけど、
複数のかごに入れておけば一つのかごを落としても他は大丈夫!という教えだよ

なるほど。確かに一つのかごよりは安心できますね。
これと投資ってどう関係するんですか?

卵は自分の資産かごは投資する金融資産や国などの投資先をイメージしてね。

つまり、たくさんの投資先に自分の資産を分けることが大切って事ですね!

かごの種類は様々

かごは投資する金融資産や国って言ってましたけど、
具体的にどういう物があるんでしょうか?

大きく分けると【株式】と【債券】の2種類。
更にそれぞれ【国内】と【海外】があるよ。

株式はハイリスク・ハイリターン、債券はローリスク・ローリターン
海外だとカントリーリスクや為替リスクなどもあるので、
国内に比べてリスクは高めだね。

どれか一つに投資するのでなく、バランスよく分散して
【ミドルリスク・ミドルリターン】を目指していくことがポイントだよ

株式と債券の動き

これは各資産のリターン表。つまり成績表だね。
各年でどの資産がどれくらいのリターン(成績)を出したかがわかる表だよ。

なんだか色々あるんですね。。。

ここでは株式と債券の動きの違いを見てみよう。

上がったり下がったりしてますね・・・

そうだね。
ひとつに集中して投資するとリスクが高いという事がわかるね。

今引いてある線は
青い線・・・国内株式
赤い線・・・国内債券
株式と債券は違う値動きをしているよね。
だからそれぞれの資産を持つことが大事なんだよ。

でも最初の方は同じ値動きしてますよ??

これは日本にお金が集まってきたんだろうね。
そう考えると様々な国に投資することも大切だという事がわかるね。

ふ~ん。じゃあ株式と債券は国内と海外でどれくらいで保有したらいいのかな??

分散投資の特徴

さっきの表をもう一度見てみよう

さっきの株式や債券と違って、あまり上下してないですね。

そうだね。
緑色に囲んだ部分は【分散投資】した場合の結果を表しているよ。
1位になることもないけど、9位になることもない。
つまりほぼ平均で激しく上下することなく推移しているということなんだ。

ちなみにこの分散投資は、国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、 新興国債券、ワールドリート、コモディティを均等に分散投資しているよ。

りーと? こも??

そこは覚えなくて大丈夫。
とりあえず分散投資すると上下の動きが少なくなり、
リスクが低減され、リターンが平準化される
んだという事だけ覚えておこう。

GPIFもやっている分散投資

この分散投資は国でも行っている投資方法なんだよ。
GPIFっていう機関・・・

???GP???

難しいよね。
簡単に言うと僕たちの年金を運用している機関だよ。

私たちの年金も投資で運用しているんですか??

そうだよ。
預かった年金をただ渡すのでなく、運用をしながら増やしているんだよ。

そんな国民の大事な年金を運用するのだから限りなくリスクは抑えようと思うよね。

でも運用するならある程度のリターンも確保したい。

その方法で使われているのが分散投資だよ。

なるほど。。大事な大事な年金も運用してるんですねー。

ちなみにGPIFの分散投資は
国内株式、国内債券、海外株式、海外債券
均等に分散投資しているんだよ。

まとめ

前回は投資をするなら長期で行う事が大切と話をしたね。

今回は投資をするなら国や資産など分散して投資することが大切という話だったよ。

はい!長い期間で色んな所に投資する事が大切なんですね!!
投資に使えるまとまったお金が準備できたら、さっそく初めて見たいと思います!!

まとまったお金が無くても投資はできるよ。

むしろ、まとまったお金で投資をするよりも、場合によっては、リスクを避けられる投資方法があるんだよ。

まとまったお金がなくてもいいんですか??

大丈夫。
次回は少額から投資をするメリットについて話をしよう。
焦らずにゆっくりね。

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