NISAの目的
そもそもNISA制度は何の為に作られたのでしょうか?
NISAは、2014年に日本政府が導入した制度です。
その背後には、個人投資家の資産形成を後押しし、国内経済を活性化するという目的がありました。
こちらのグラフを見てみましょう。
日本と米国の資産保有額の比較になります。
このグラフからもわかるように、日本では「貯蓄」が重視され、
リスクを伴う「投資」に対する意識が低かったと言われています。
その結果、20年で資産が2倍にしかなっておらず、
効果的な資産形成が出来ていないということなんですね。
簡単にまとめると •国民の資産形成を促進 ↓ •個人投資家の増加を通じて日本経済の活性化 ↓ •投資に興味を持つ人を増やし、国民全体の金融知識の向上 こういった目的でNISA制度は作られました。
新NISAの概要
ここからは新NISAの概要について見ていきましょう。
➀非課税保有期間の無期限化
期間限定だった非課税期間が無期限になりました。 今までは一般NISAは5年、つみたてNISAは20年など期間がありましたが、期限なしになったという事ですね。
②口座開設期間の恒久化
それに併せて、口座開設も今後いつでも可能となりました。
③つみたて投資枠と、成長投資枠の併用が可能
今までは「NISA」か「つみたてNISA」どちらか一つしか選べなかったのですが、 今回の新NISAはその二つの制度が一緒になるイメージですね。
④年間投資枠の拡大
下記の様に、年間に投資できる金額が拡大しました。
つみたて投資枠(つみたてNISA):年間40万円→120万円
成長投資枠(一般NISA):年間120万円→240万円
合計最大年間360万円までが投資可能となりました。
⑤非課税保有限度額は、全体で1,800万円
現行のつみたてNISA→40万円×20年=800万 現行の一般NISA →120万円×5年=600万円
現行のNISA制度はどちらか一つしか選べませんでした。
新NISAは二つの制度を一つにした形なので、全体の投資可能額も増額となってます。
新NISA →1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで)
新NISAの内容一覧
こちらが新NISAの内容となっています。
ぜひご覧ください。
まとめ
今回の記事を見て頂くと、NISAの目的から、新NISAのおおまかな内容は確認できたかと思います。
なんだか投資できる金額も増えたし、期間も伸びたりで、
いいことが多いですね。
そうですね。
ただ、こういった制度にはメリットとデメリットがあります。
次回は新NISAのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
こちらの記事も参考にしてください →インデックス投資とアクティブ投資 →インフレ時代の貯金術: お金の置き場所と投資の考え方 →投資の目的を決めよう
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