低学年からできる金融教育について。5分程で読めます。
「小学生のうちにできるお金の勉強って何がありますか?」
ズバッときたね!
急にどうしたの?
小学生の従兄弟がいるんですけど、この前一緒に買い物に行ったら
「〇〇買って!〇〇も欲しい!」ってずっと言ってて・・・。
なるほど・・・。結局買ってあげたの?
買いませんでした。甘やかしちゃいけないと思って。
でも買ってあげたほうが良かったのかなぁと思ったりもします。
「〇〇君は買ってもらってる」とも言ってたので。
そっかぁ。確かに使う楽しみも大切だもんね。
何か小学生からできるお金の勉強ってないですか?
お金の使い方とかもどう教えれば良いのか分からなくて・・・。
じゃあ今日は小学生から実践できるお金との関わり方について考えてみよう。
お金に触れ合うのはどんな時?
小学生低学年くらいだと、どんな時にお金に触れるだろう?
ん〜。おこづかいとか、お年玉とかでしょうか?
そうだね。他にもお金に触れることは意外とあるよ。
小学生は低学年でも意外とお金と触れ合うタイミングがあります。
・日々の買い物
・おこづかい
・お年玉
・お手伝いの報酬
・外食時のお会計
・ゲームの課金や好きなグッズなど
逆に考えるとこれだけお金や社会・経済に関われているとも言えるね。
確かにお金に関わるってことは自然と社会に関わってきますね。
小学生くらいであれば、これらの体験を通じてお金や社会・経済に関心を持って、社会の中で生きていく力の基礎を形成するいいチャンスかもしれないよ。
お金にできることを考えてみる
お金に出来る事それぞれで見てみましょう。
お金を使うことについて ・ものに価値があることを知り、物を大切に使う習慣を身に付ける ・お金の価値を知り、大切にする ・欲しい物をすべて手に入れる事が出来ない事を知る ・物やサービスを購入する時はお金が必要だと理解し、実際に購入してみる ・欲しい物が手に入らない場合に我慢することも必要だと知る
お金を稼ぐことについて ・家の手伝いをすることで役立つ喜びを知る ・家の手伝いや学校の係活動を通して自分の役割を考える ・お店の人の工夫や努力に気づく ・友達と協力して活動する大切さを知る
お金を貯めることについて
・小遣いやお年玉を貯めてみる
・小遣いの使い方を通して計画的に買い物をする大切さに気付く
お金を守ることについて ・欲しい物と必要な物の違いを考える ・目的を考えて、自分でものを選んで買うことを知る ・約束を守る大切さに気付く
こうやって考えると、お金に関わることで様々な事に気づきますね。
すべてを完璧にはできないし、する必要もないと思うよ。
ただ、見方を変えればこれだけ大人が子供に伝えられる
機会があるってことなんだ。
あくまで日々の生活の中で考える。
ただ、注意点としては、あからさまに教えようとしても
子どもは興味を持たない事が多いってことかな。
確かにわざとらしかったら変ですし。
そもそも低学年くらいだと話を聞いてすらくれないかもです。
確かにその通りだと思う。
だからコツとしては、その子が好きな事や興味があることから
始めるといいと思うよ。
その子が好きな事、興味がある事にこれらの考え方や体験を結び付けて、
お金や経済の事を知るきっかけを与えるってことですね!
それくらいで十分良いと思います。
親が気を張って疲れても仕方がないですからね。
さっそく少しずつ始めたいと思います。
具体的にいい方法ってありますか?
正解はない。
具体的な方法の前に僕は『教育に正解はない』と思っているんだ。
だからすべての子に通じる方法はないし、同じやり方でも伝わり方は
一人ひとり違ってくる。
一般的な正解を探すのでなく、その子にとっての正解を探し続けてほしいと
思っているよ。
確かにそうですね。。。では参考までに!!
例えば、もし、おこづかいをあげているとしたら、
金額を決めて自由に使わせるのも良いと思うよ。
そうすることで
・自分が欲しい物がどれくらいの値段なのか。
・それを買うためには、どれくらいお手伝いが必要なのか?
・じゃあ自分はどうするのか?(お手伝いを増やすのか?買うのを諦める?)
そういった事を考えるきっかけになると思うんだ。
ふ〜ん。なるほど・・・。
やっぱり大事なのは自分で考えるって事だと思うよ。
それと大切なのがお金は普段の生活に強く関わっている。
だからこそ家庭で教えられることが多くあるって事。
確かにお金を使うのは生活に関わる部分がほとんどですもんね。
だからこそ家庭でしか教えられないこともあると思うよ。
子供の成長に合わせてゆっくりと少しずつ学びの機会を
与えて行ければいいんじゃないかな。
こちらの記事もご覧ください。
・大人こそお金の勉強を
・お金の勉強におすすめの本
まとめ
今回は金融教育について書いていきました。
2022年には高校生の授業で『金融』が入ってくることが決まっています。
しかし、高校生の授業でもそこまで時間は取れないのではないかと思います。
そこで学べば、金融教育として結果が出るのかと考えると疑問ばかりです。
それに、急に金融と言われても理解できないことの方が多いのではないでしょうか?
そんな状態では意味がないですし、理解できないまま保険に入るのと大差ありません。
低学年のうちから身近な社会や経済に触れて、
興味を持つことは悪いことではないと考えます。
お金について考える事だって悪いことではないと思います。
社会で生きていく基礎の力を学ぶいい機会とも言えるのではないでしょうか?
子どもと社会や経済について触れて考えてみる。
それらを通して自分はどんな事をしていきたいか。
将来の事を考えるいいきっかけになるかもしれません。
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