今日は大人こそお金の勉強が必要じゃないかなぁという話。
保険の相談を受ける時、意外と多いのが「親がこれに入りなさいと言ったので」と
自分の親が作った保険に加入している人の相談。
親がやってくれたので内容も分からないし、言われるがままの保険料を払っている人も少なくありません。
結論ですが、やはり自分のお金に関る事は自分で責任もってやっていかないと、その反動は将来自分に返ってきますよという事。
自分の身を守るのはやはり自分
まずそもそも保険は「可能性は低いけど起こった時に損害が大きい」物に対して備える役割がメインです。
誰に対しての話か?自分ですよね。自分の身に何か起きた時に備えるのが保険です。
じゃあどんなリスクに備えるのか?
私は万が一の時の遺族保障や自動車事故などに備えたいと思いますが、どんなリスクに備えるかは自分が決める事です。
これからの自分の人生をイメージして、自分で予め予測し、予め備える。
一種の危険を感知する能力も必要になると思います。
それを親が行うのはどうなのか?
子供を想う気持ちは分かります。自分の子供にはつらい思いをさせたくないし、何かあった時に守りたいですよね。
また、子供よりも様々な経験を積んでいるからこそのリスクヘッジ(リスクに備える)もあるかと思います。
しかし、それでは子供はいつまでたっても自分の身を守る事が出来ません。
自分に起こるであろうリスクを感知し、それに対してどう備えるか考える。この危険を感知する能力がないと、万が一何かあった時、自分で自分の身を守れなくなってしまいます。
子供の事を思うなら
いつまでも子供を守り続けることは不可能です。親の方が先に寿命を迎える可能性が高いですよね。
もし危険を感知する能力がないまま、ある程度の年齢になったとしましょう。
年も重ねて、収入が増えていった子供。様々な金融商品が溢れる現代であやしいぼったくりの様な商品を提案された時にどうなるでしょうか?
危険を感知する能力があれば様々な角度から見る事が出来ます。
・この商品はどんな収益モデルなんだろう?
・この商品を買うことで誰が喜ぶんだろう?
・相場と比べてこの商品は高いのか?安いのか?
しかし、危険を感知する能力が無ければ、営業マンのトークに丸め込まれ、ついつい契約してしまうという事になりかねません。
ちょっとした知識がないだけで大きな損をしてしまうのが金融業界です。
そうなった時に困るのは誰でしょうか?
子供です。親ではないんです。
子供の事を思いやっていることが、子供を苦しめる事に繋がるかもしれません。
親としてできる事はこれからを生きる子供に考えるきっかけを与える事ではないでしょうか?
自分の人生に責任を持つ
親が決めた保険に入ってて、支払いは自分がしていて、保険料が高くて・・・。と相談にくる若い子たち。
そのお金は自分が苦労して仕事して稼いだお金じゃないの?
親とはいえ、誰かが決めたことに対してお金を払っているのは、自分の人生の責任を放棄している様なものです。
自分の時間は自分の物。時間は命です。その時間を使って稼いだお金がなんだかよくわからない所に流れている。もしかしたら自分に必要のない物に多額のお金を払っているかもしれない。
つまり自分の時間(命)をよくわからない部分に払っている。
本当にそれでいいのでしょうか?
自分の人生を生きるのは自分です。良くするのも悪くするのも自分です。
親が入れと言ったから・・・と言っても、入ると決めたのは自分。辞めないで続けているという判断をしているのも自分。
人生は有限です。命も時間もお金も。自分の人生の舵取りは自分です。よく考えましょう。もしわからないなら勉強しましょう。自分の身を守るためにも。
まとめ
親が生きていた時代と、今の時代はルールが全く違います。
親が若い頃は良かった事が、今では古く意味がないことも多くあります。
現代の時代にどう合わせて生きていくか?決めるのは自分です。
変化の流れが速いこの現代において、自己判断と言うのはとても必要だと思います。
自分を生きる為にも、自分の時間とお金に責任を持ち、悔いの無いようにしたいですね。
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