今回は生命保険についてのお話。
自分の身に万が一の事があった時に、保険会社から家族へ届けられる保障の事ですね。
生命保険の加入率
生命保険の加入率は全世帯の約90%となっています。
やっぱり皆、生命保険には加入しているんですね。
自分の身に何かあったら心配ですもんね。
そうですね。
ただ、どれくらいの保険金額(保障内容)にすれば良いかは判断が難しいようですね。
全体の30%の方は加入金額がどれくらい必要かわからないとなっています。
なんとなくの金額で加入している人もいると思うので、実際はもう少し多いような印象がありますね。
生命保険 平均保険金額
全体の90%の方が加入している生命保険ですが、その保険金額の平均はどれくらいか見てみましょう。
令和3年時点で平均は約2000万円となっています。
2000万円・・・。これだけだと多いのか少ないのかわからないですが、年々減ってきているんですね。
あくまで【平均】なので、参考程度で良いと思います。世帯単位での数値ですが、家族構成や資産状況はそれぞれ違いますからね。
年々減少しているのは
・割安の保険が出てきた
・高い保険料を払わなくなってきた
・子どもが少なくなってきている
など様々な要素があるかとは思いますが、今後も減っていくと思います。
生命保険 保険金額の全体像
生命保険の保険金額って自分で計算できるものですか?
少し難しいかもしれませんが、できますよ。
大まかな金額だけでも把握しておくのが大切です。
今後、家族で掛かる【支出】から【収入】を差し引いたものが【保険金額】となります。
もう少し細かくみると・・・
全体のイメージとしてはこんな感じですね。
住居費については、団体信用生命保険に加入している場合は不要となります。
なるほど~
遺族年金は会社員なのか、自営業なのか。
平均報酬月額がどれくらいかなどで変わるので、下記を参考にしてください。
なんだか少し難しいですね・・・
例えばご主人40歳で、奥さん38歳と子どもが5歳の家庭の場合 【支出】※月々の生活費20万円とする ・子どもがいる間の生活費→15万円(奥さんと子どもだけになるので少し減ります) ・子どもが独立した後の生活費→10万円(奥さん一人の分) ・子どもの教育費・・・1000万円(保育園~高校は公立、大学は私立の場合) ・葬儀費用・・・100万円 ・住居費・・・団体信用生命保険にて支払い 【収入】※月収35万円とする ・子どもがいる間の遺族年金・・・13万円 ・子どもが独立した後の遺族年金・・・9.5万円
細かい年数や税金は今回説明を省略しますが、上記の場合だと奥さんが年金受給を始めるまでに、必要な保障額は・・・
【予想支出・・・約5100万】
【予想収入・・・約3000万】
【必要保険金額・・・2100万】となりますね。
な、なるほど~
(途中から何言ってんのかわからなかった・・・)
生命保険 保険金額の計算の注意点
生命保険の保障額は、人それぞれ環境によって違います。
・子どもの人数
・子どもの進学先
・世帯の資産状況
・夫婦の働き方
・生活スタイル
計算をするのは少し難しいですが、家族を守る為に必要な労力です。
平均や周りの意見は参考程度にして、ご自身にあった内容にすることが大切です。
また、自分で計算出来ない場合は専門家にお願いする事も大切だと思います。
ただ、その時も専門家の答えを鵜呑みにすることなく、自分で大まかな数値を把握しておき、それと比較する事でより一層的確な金額になると思います。
ぜひ一度家族で時間を取り、計算をしてみてください。
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