民間保険の保険期間

保険に入る前に、ぜひ目的をもって入って頂きたいとお話をしました。
(記事はこちら)

入る目的がしっかりと定まったら、次はいつからいつまで、いくら必要か?という事を考えて頂きたいと思います。

医療保険について

最近の様子を見ていると、医療保険に関しては『終身』で入られる方が多いですね。

いつ病気になっても大丈夫ですし、定期型の様に更新するタイミングで保険料も変わらないので安心感もありますね。

いくら必要か?は他の記事でも書いてありますのでご覧ください。
(記事はこちら)

ただ、終身保険のデメリットとして保障内容も一生涯なので、見直しがしづらいというのも一つ検討のポイントになります。

医療状況は日々変わっていきますので、それに合わせた保険商品がこれからも出てくると予想されます。

そう考えると、医療を短期払いした終身保険で持つことも一つリスクではあるのかなと思います。

払込を終身払いにして、必要なくなったら解約するというのも手段としてはありですね。

生命保険について

被保険者に万が一のことがあった時に保障が下りるタイプの保険です。死亡保険とか呼ぶこともあります。

これは何の為に入るのかによって期間が大きく変わってくる所でもあります。
(記事はこちら)

あなたがお亡くなりになった時に必要なお金ってなんの為に必要でしょうか?
・残された家族の生活費
・残された家族の住居費(持家であれば必要なし)
・残された子供への教育費
・借金返済(家のローンなど)
・自分自身のお葬式代
・死亡整理資金

書き出してみると、一生涯必要な保障ってどれくらいあるでしょうか?

例えば残された家族の生活費や教育費などは、お子様が大きくなるにつれて必要な金額は減ってきます。
大学卒業したのに、教育費を準備する必要はないですもんね。

借金返済は団体信用保険とかがイメージしやすいかと思いますが、
それらも基本ローンを組んでいる期間だけ必要な保険になっていると思います。

そう考えると必要な保障額や期間というのは限られてきますね。

ではお葬式代や死亡整理資金ですが、これらはどうでしょうか?

一般的にお葬式に必要な資金は200万円程と言われています。
また死亡整理資金は生活費の6カ月分が目安だそうです。
※死亡整理資金・・・残された家族が普段の生活に戻るまでの資金や、遺族年金が支払われるまでのつなぎの生活費

ただこれらも必要額はおおむね計算ができます。
一般的に用意するとすれば200万から300万預貯金があれば、そもそも保険で準備する必要はないですね。

預貯金が準備できるまで、万が一のことがあったら困るからと、その期間だけ保険を掛けることは必要かと思います。

忘れてはいけないのがあくまで保険は手段という事。

残されたご家族の生活費や教育費というのは、計算すると何千万にもなるかと思います。

それらを預貯金で用意しておくというのは一般的に難しいでしょう。

であれば、保険の力を借りて備えておくというのは必要なことですよね。

でも、預貯金がある程度あって、いつ亡くなってもお葬式代は準備出来ているのであれば、それを保険で備える必要はないんです。

繰り返しますが、あくまで保険は手段です。

何の為に入り、どれくらい必要なのか。

しっかり考え、ご自身にあった保険選びをしましょう!

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