各社様々な保険商品が出ていますが、どの保険商品も次の3種類のどれかに分類されます。
それぞれ特徴があり、各保険種類には強み、弱みもあります。
この種類の違いを理解し、ご自身の保険見直しの参考にしてください。
1定期保険
「期間を定める」と書いて定期保険です。
その名の通り保険期間が定まっているのが特徴です。
その期間中であれば保障が使えますが、期間がすぎると保障はなくなります。
払っている保険料が戻ってはこないので、いわゆる掛け捨ての保険になります。
強み
・保険料が安い・・・保障内容に対して保険料がとても安いです。何千万の保障があっても保険料は数千円です。
・見直しがしやすい・・・期間が定まってますので、期間満了時に継続するか解約するか検討することができます。
弱み
・保険料は掛け捨て・・・安いとはいえ掛け捨てです。保障を使うことがなければ1円も手元には入りません。
・更新時に保険料上がる・・・期間が満了し、その後継続する場合に、継続時の年齢で保険料が計算されるので、多くの場合保険料が大幅に上がります。
2養老保険
「老いたら養う」とかいて養老保険です。
特徴として、保障の部分は定期保険と同じで期間を定めて保障をします。
ただ、保険期間満了時に満期保険金があります。
保険期間満了時(60歳とか70歳くらいが多いと思います)に満期保険金が戻ってくるので
「老いたら養う」なのかなと思います。
強み
・貯蓄性がある・・・保障をもちながら貯蓄をすることができます。
弱み
・保険料が高い・・・保障+貯蓄の保険料なので、保険料は割高になります。
3終身保険
「身が終わる」と書いて終身保険です。
その名の通り身が終わるまで、一生涯の保障を持つことができます。
保険料の払い込み期間は短期~長期まであり、早いうちに保険料を払い込むことも可能です。
(65歳で払い済みにすれば、それから先は保険料の払い込みなし。保障は一生涯)
強み
・保障が一生涯・・・他の保険にはない特徴です。長寿の時代ですので保障が一生涯というのは安心感があるかと思います。
・保険料が変わらない・・・終身保険は払込期間中の保険料が変わりません。定期と違い急に保険料が上がることがないので、安心ですね。
弱み
・保障が変わらない・・・保険料も変わらず、一生涯保障を持てるというのは良い一面かと思いますが、裏を返せば保障内容も一生変わらないという事です。
これから先長い人生を送る中で医療状況が変わる可能性はあると思います。20年、30年経った時に、20年、30年前の保障内容でカバーしきれるかというと判断が難しいと思います。
・見直しがしずらい・・・人生には様々なライフイベントがあります。その時その時に必要な保障というのは変わってきますよね。終身保険は保障が一生涯なので、保険の見直しがしずらい点があります。
結局保障が足りずに追加で保険に加入することになるとしたら、高い買い物になるのではないでしょうか。
結論
各保険種類にそれぞれ特徴があり、強み弱みがあります。
何の目的の為に保険に入るのか。それがいつまで(期間)、どれくらい(保障)必要なのか。
保険商品は人それぞれに価値を見出す商品です。
お値段も安いものではないので、しっかりと考える事が大切ですね。
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